シロアリはアリと名が付いてはいますが、ゴキブリに近い仲間の昆虫で、木の主成分のセルロースを食べて生きています。
日本に生息しているシロアリのうち木造建築物などに被害を与えるシロアリはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類。沖縄では
シロアリは、女王アリを中心に多くの個体が階級社会を構成して暮らしています。一つの群に一対の王・女王アリ、4〜5対の副王・副女王アリ、新しい巣を作るための羽アリが4〜5%、羽アリの予備群の擬蛹(ニンフ)が4〜5%、巣を外敵から守る兵アリが2〜4%、巣の構築、木材の食害を行う働きアリが残り約90%を占めており、年中活動しています。
5月上旬から7月上旬にかけての、湿度が高く暖かい日の昼頃(イエシロアリは夕方)、巣を作っていた木材から小さな穴をあけ、黒褐色又は黄褐色の羽アリがゾロゾロと風に乗って飛び出して新しい巣を作る場所を探し求めます。
特にイエシロアリは常夜灯に飛来しますのでその周辺は特に注意が必要です。シロアリが人の前に姿を見せるのはこの時だけです。
ダイコクシロアリ(コラム参照)を含む3種類です。
シロアリは雑食性で木材だけでなく、プラスチックや合成ゴム製の新建材も加害し、コンクリートや柔らかい鉄まで食い荒らした例があるほどです。
シロアリの侵入経路 シロアリは、餌場を探して、地中を動き回ります。シロアリの80%以上は、地中わずか数十センチから、人間に気づかれずに侵入するのです。
4〜5月ごろの昼間、食害された木材から黒い羽アリ(ヤマトシロアリ)が飛び出したり、6〜7月の夜,黄褐色の羽アリ(イエシロアリ)が電灯に飛んできたらきっと近くに巣があるはず。
ここでは、シロアリと蟻の区別の付け方をご紹介します。
☆シロアリ
・前翅(はね)と後翅は、は、ほぼ同形大
・翅脈は細くて数が多い
・腹部は基部が細くくびれることはない
・触覚は数珠状
☆蟻
・前翅が後翅より大きい
・翅脈は太くて少ない
・くびれるている
・触覚は第1節が長く全体として「く」の字形に曲がっている
ダイコクシロアリは沖縄や小笠原などに生息する木生息性のシロアリ。乾材シロアリの仲間で、特別に加工した巣や蟻道をつくることなく、乾燥した木材中に坑道を穿って小集団で生活しています。
生活には特別に水を必要とせず、建物の乾燥した木材やピアノ・ステレオ・たんす・鏡台・机などの家具類を食害します。
被害材の食害孔から乾いた砂粒状の糞を排出するのが特徴です。羽アリは温暖な夜に少数ずつ群飛します。