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 沖縄では地震が起きない、と言われていますが、実際はどうなのでしょうか?

今回は、有限会社建築設計庵の代表、比嘉一博さんにお話を伺い、沖縄の地震について語ってもらいました。本当に地震対策は必要ないのか? まずは、沖縄の地震について知りましょう。

有限会社 建築設計庵

代表取締役
比嘉 一博さん

沖縄には約10社ほどしか存在しない、構造設計専門の設計事務所の代表。

建物を設計する際に、それが建物としての強度を細かく計算し、もし問題があれば、建築家にアドバイスすることもある。

計算の中には、建物として強度だけでなく、その土壌や地域の天候なども考慮され、地震の発生率なども関係してくる。

 

 

 

事件や事故、何につけても「まさか我が家だけは…」と思っていませんか?地震や台風などの天災は、いつ起こるかわかりませんし、火事や雷による被害だってあります。

“もしも”にどれだけ備えているか、あなた自身のことをチェックしてみましょう。

沖縄にも地震の余波がやってくる!

あまり知られていませんが、沖縄周辺の海域でも群発地震はかなりあります。

ただ、沖縄本島では有感地震(身体に感じる揺れがある地震)はほとんどなく、それが“沖縄では地震は起きない”と思われるようになった原因です。

 しかし沖縄本島の東に「フィリピン海プレート」があり、このプレートのズレで起きた地震が99年の台湾中部地震です。

沖縄の真下にプレートの境目がないため、本土に発生する直下型地震は起こりませんが、フィリピン海プレートを始め周辺のプレートで大規模な地震が起こればその余波が沖縄にも到達する可能性があります。

 

国土交通省による沖縄の耐震設計義務

 沖縄で直下型地震が起こり得ないことはすでに語りましたが、それによって地震の揺れが決まってきます。

直下型地震は最初の大きな上下の揺れが特徴ですが、沖縄では、これがあり得ないのです。よって、大切なのは横揺れにどれだけ耐えられるかです。

違法建築物でない限り横揺れに耐える設計は画一されており、崩壊はまずないでしょう。

 さらに国土交通省が定めた基準で、国内の建築物には耐震設計が義務づけられています。

ただ、地域によって地震の可能性は違いますので、全国平均を1.0とすると沖縄は0.7の強さに耐えられる建築物を作るよう定められています。

 

 もし地震が起きたら…。

最初に考えるのが家電や家具などの落下や倒壊による怪我を防ぐことですが、これは家の中だけでなく、外でも気をつけなくてはなりません。

沖縄独特のブロック塀は細い鉄筋を通しただけなので、簡単に崩壊する可能性が高いのです。地震の時はスージグワーを歩くのを避けましょう。

 そして、地震がおさまったら一番にしなくてはならないのが、火の始末です。本来なら揺れを感じたらすぐガスの元栓を閉めるべきなのですが、大きな揺れの時は無理でしょう。

できるだけ早くガスの元栓を閉める、ということを肝に銘じてください。地震そのものの災害(1次災害)よりも火災などの2次災害が怖いといいます。

揺れを感じたらまずは火の始末を忘れずに!

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